スーパードラマTV
サンダーバード
昔懐かしい、「サンダーバード」が定期的に放送されています(コンスタントに結構長く流れています)
当初の作品は1965年~1966年で、イギリスで作られました。
時代設定は2060年代。
登場人物のコスチュームは、当時の最先端のモードを積極的に取り入れていて、メインターゲットの男の子だけではなく女の子たちにも人気でした。
当時、番組に登場した人形をベースにしたファッション情報誌も制作されたとか。
ストーリーは子供番組らしく単純ですが、非常事態での「人命救助」というポジティブで健全なイメージで作られており、1966年4月10日スタートの日本の放送はNHK総合テレビでした。
最近放送されるのは、リメイクされたCGによるものです。
人形の顔など、当初のイメージを踏襲しており、「こんな感じだった」と気楽に楽しめます。
時代の流れでこれはこれで良いのですが、昔人間の私にはオリジナル放送された人形を使った手作観あふれるものが懐かしく感じられます。
人物だけではなく、建物・設備なども作り、マリオネット人形を操作して創るわけですから時間も費用も結構かかったと思います。
なんでも、事前に俳優の台詞を録音した録音テープの音声に連動し、その音声信号により同期させて人形の唇を動かす「リップ・シンクロ・システム」という装置を作ったのだそうです。
マリオネットの頭部に内蔵させ、マリオネットの口の動きを台詞と同期した手法を使用するなんて、画期的なことを考えたのですね。
当時の特撮技術には、頭が下がります。
現代では、描こうと思えばなんでも描けますが、この時代はなんでもとは行かないでしょうからかなり苦心惨憺したと思います。
CGで作られた物は、いささか冷たい感じがあり人間の温かみ(生きてる感じ)に乏しいと感じます。
糸が見えたりする人形の方が温かみを感じるのは、年令でしょうか。。。
とはいえ、懐かしく、時々見てしまう自分を笑ってしまいます。
そういえば、当時のブルーレイが販売されています。
レビユーに、「懐かしいサンダーバードが当時そのままに映像は幾分綺麗になって登場です。」とあり、持ってみるのもいいかなと思いました。